なんてぇの

俺は仕事上、一日に１００回以上、相手に「お名前は？」と聞く。





そしてその仕事中。




いつの間にか俺は前回の記事【恥晒シ】での考え事に囚われていた。


そのとき、俺の傍らの電話が鳴った。


幾分、憂鬱になっていたらしく、
呼び出し音と鳴ったタイミングの両方が癪に障った。



受話器を手に取った瞬間






うっかり






「お名前は！」　






あ　Σ（￣□￣；）






電話をかけてきた相手に
いきなり「お名前は！」はねぇだろ　＜俺




しかも苛ついた気分がそのまま口調に出てしまい、
相当無愛想な言い方だったと思う。



俺は「しまった！」と思い、次の言葉を捜す数瞬、無言。
電話をかけてきた上司（な〇〇さん）も驚いたらしく数秒間の無言。







反省せな。






反省する（した）けど






電話切ったあと笑っちまった。





そう言えば――
しまったと思って次に何を言ったのか
よく覚えてない。




「すみません間違えました」とか口走ったような気もする。




しかしもしそうならそれは電話をかけ間違えたときのセリフだろ




受けた側が「間違えました」ってありえねぇ




なんにせよ
な〇〇さんは一瞬、戸惑ったものの
そのあとは普通に話してくれたし、
俺も普通に受け答えして事なきを得た。




・・・事なきを得たっつーか
意味不明すぎて、な〇〇さんが『無かったこと』にしてくれたといったところか。







まぁ たまにはそーゆーこともあるさ （｀ω´）=3







ない？