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以前、何処かで一度記した内容ではあるが
思うことがあり
今ここでもう一度振り返ってみることにした。

3~4回ほどに分けて載せていくつもりである。

今まで何度もここに記してきたことを
また繰り返したりもするけど【許してください】







誰一人知る人のいないヴァナ・ディールに降り立ってから少しの間、
レベル12ぐらいからPTを組むようになるだとか
参加希望を出さないとだとか
そんなような基本的なこともろくに知らなかった俺は
バストゥーク周辺の荒野グスタベルグを
一人でうろつくしかない日々を送っていた。


誰からも話しかけられないし
話す相手もいない。


そんなある日――


クエストをクリアしたりなどで何とか、
地図を買っても
少しだけ余裕が残る程度のギルが溜まった。


今でこそ、レベルや合成スキルが低かろうと
それなりに金策できる知識はあるものの
当時の俺はなるべくFF11の攻略情報を見ないようにしていたのである。

ゲームなのに先見てどーする

人が集うオンラインゲームである以上、
ある程度の情報は不可欠であると気付くまでは、
そんなふうに考えていたアンポンタンであった。



しかし
いざ買いに行こうとするも
俺は地図が何処で売っているのか思い出せずにいた。


そのとき――


ふと周りを見回すと、少しばかり離れた場所で
一人のタルタルさんが街中で演奏していた。


今にして思えば
歌唱スキルだか演奏スキルだかを上げていただけだとは思うが、
そのタルタルさんの周りを舞うカラフルな音符に惹かれるように
俺はフラフラとタルタルさんの近くまで寄った。


それまで何度か誰かに話しかけてみても
相手が外国人さんで話が通じなかったり
「忙しいので」的に断られるばかりだったので
少しばかり躊躇もしたが
思い切って話しかけてみることにした。


すみません お尋ねしたいことがあります






はい なんでしょう?



タルタルさんは応じてくれた。


日本人だ・・・!
しかも聞き返してくれた!

逸る感情を抑え
キーボードに指を走らせる。


地図を買いたいんですが何処で売っていますか?


それぐらい自分で調べろ と呆れられてもしょーがない質問だったが
タルタルさんは――


ついてきてください


そう言うなりタタタッと走り出した。
タルタルさんを見失わないよう必死に追いかける。


商業区の一角まで来た。
そこで目的の地図を買うことができた。

タルタルさんにお礼を告げる。

ゲーム内で初めての日本語による会話らしい会話に
ただそれだけで感動していた俺は
ついうっかり



誰に話しかけても思うように行かず
困っていたけど
タルタルさんに話しかけてよかった



そんなようなことを口走ってしまった。


すると――


1万ギルを手渡された。


クエストの報酬は100~200ギルだとか
俺が集められる程度のアイテムを競売で売っても
精々1000ギル程度だったりで
装備品を買うとあっというまに手持ちが底をつくような俺にとっては
目の覚めるような大金であった。


戸惑うばかりの俺に
更にタルタルさんはフレ登録まで申請してくれた。


初のフレ登録だった。


それまでヴァナ・ディールにおいては
ホントに孤独だった俺にしてみれば
頭がくらくらするような出来事であった。


フレ登録を成立させたあと
タルタルさんはその場を走り去っていった。



ふと見上げたバストゥークの空は
日が暮れかけていた。



俺もタルタルさんのように、
困っている人や初心者に優しい冒険者になりてぇな




空を見ながらそう思った。



俺がFF11を始めて 最初かそこらのSS。




この出来事を経た俺は
俺の実生活での友人が2人、FF11を始めたとき
「支度金に」と1万ギルをそれぞれフレに手渡した。


受けた恩の返し方は色々あると思う。
1万ギルを受け取ったときこそ俺も相当戸惑ったが



俺がある程度強くなったときに
助けてくれた人を直接お手伝いにいくのもいいし
「あのときはありがとう」と直に伝えるのもいいけど



そのとき手助けできる相手がいたなら
全力で手を差し伸べる

あるいは支度金として 1万ギル。



そうすることが俺を助けてくれた人への
感謝の表れになると考えて行動している次第なのです (`ω´)=3
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  • 低レベルの
あ♪ 2008/03/19(Wed)00:39:04 編集
右も左もわからないようなときに助けてもらったありがたさと、そんなことも一人ではできない自分に対しての軽い苛立ちは今も忘れないw
あ♪は、最初のキャラのときにコロロカで初のPTして、そのPTのリダに終わってからルテ石と地図を買いにラバオに連れて行ってもらった。はじめて見るアルテパはとても恐ろしいところだった気がするけどPT終了後わざわざメインジョブに着替えて護衛してくれたリダのお陰で絡まれることもなく無事にラバオに着いた。別れるときにリダにどうしてもお礼がしたくてカバンの中を探してみたけれど何も見つからない;
私が高レベルになることができて、もしもリダのお役に立てるような時があったら是非お声をかけてください と言うと そのリダは「じゃあ もしも高レベルになったときにまた別のジョブでコロロカでPTをすることがあったらルテ石と地図を取りに連れて行ってあげてくださいね」と言われた。
あ♪は それを忘れてないよ
必ず連れて行ってあげる そしてそのときのリダと同じように「ありがとう」って言ってくれた人にリダが言ったことをあ♪も言うんだ。
心の中で、そのときのリダに精一杯の感謝の気持ちを込めて(/ω\)

オンラインゲームのいいところだよねw
  • 染みるよな
直介 2008/03/19(Wed)03:31:05 編集
うんうんうんうん わかるぞ! (`ω´)

ルテ石と地図はあ♪にとって特別・・・かもなぁw

あ♪のいうそのときのリダも
形は違えど誰かに導いてもらったときの感謝や感動を
自分なりに現しているのかもしれないしな。
もしそうだとしたらそれをあ♪が受け継いで
その中の何人かは更に・・・そうやって繰り返されていくんだとしたらステキだな(*`ω´*)

かつて
グスタベルグの小高い山を一人で探索してたら
初めてPTに呼んでもらえたのな。
もう嬉しくて嬉しくて
集合場所に指定されたバスの入り口に急ごうとしたんだけど
あろうことか降りる道が分からなくなっちまってさ;;
早く行かなきゃ・・・!って焦るばかりで何処からも降りられない。
そしたらそのときたまたまそばで
羊引っ叩いてた俺と同じ顔の人が居てさ。

「すみません ちょっとよろしいですか?」
「はい?」
「パーティに呼んでもらえたんですけど」
「はい」
「降りる道が分からなくなってしまいました」
「あららら」

待たせちゃいけないと思う焦りがそう言わせたんだけど
それにしたって 小 学 生 か 俺 は !!! ヽ(`Д´)ノ

そしたらその人、道を教えるんじゃなくて俺を先導してくれたんだよ。
もうこの坂を下ればグスタベルグの平地ってとこまで来たとき
俺がお礼を告げたら「これを」って山串3本くれてさ。

パーティに呼んでもらえたと言いながら
しかし山を降りることすらできないような
初心者ダイナマイツな俺を見かねて食事をくれたんだろうな。 

あ♪と同じで俺はその人が喜んでくれるようなものを
そのとき何一つ持ち合わせていなくて
「でも俺には返せるものが何もない」って言ったら、その人は
「いいんです。 役に立ててください」と言い残してまた山を駆け上がって行った。
今でもそのときの山串は大切に宝物。

オンラインゲームの良いところだなw
  • どこまでも…
momo 2008/03/19(Wed)07:18:31 編集
ごめん、そんな良い話がありながら、どこまでもアフォなももはトレードでサブリガをお礼する次第…orz
ホント捨ててくれ~!!!

ももがいつも金欠なのは裁縫スキル上げてるからなのだ!
みんなに色々着てもらいたぃからなのだ!
………という事でサブリガは忘れてくれませんかね…(´ー`;)
  • きっとみんな
あ♪ 2008/03/19(Wed)09:08:48 編集
同じように誰かに助けてもらって私たちと同じように、「自分もいつかはフォローできるようになりたい」と思ったんじゃないのかな。
初心者の人たちに何かをしてあげるのは恩返しでもあるし、できなかった時期の自分への慰めでもある。人の役に立てるってうれしいよね。

momoさんはサブリガあげたのかぁw
私はゆで卵を75の赤魔さんにあげたことがある。
今思えば なんで赤魔にしかも75の人にゆで卵なんじゃああ?って穴があったら入りたいくらい恥ずかしくなるけど、その赤魔さんとは復帰して戻った今でも仲良し。
気持ちはちゃんと伝わっているようですw

最近は初心者の人がレベル上げや金策をしにくい状況でもあるし、まっさらな初心者の方を見かけなくなった。(低レベル低ランクでも業者か復帰組かセカンドばかり)
momoさんたちは非常にレアな存在(生贄)だから胸を張ってフォローされてくださいませwww
  • ももぷ と あ♪ へ (コメ順)
直介 2008/03/19(Wed)21:12:42 編集
ごめん ももぷ

捨てられんわw

あ♪がくれたオレンジジュースもひとつ残してある。
M猫がくれたメロンパイも最後の一個を残してある。

フレから受け取ったものはなんであろうと
俺にとっては大切な宝物なんだよ。

先日ももぷから受け取ったレギンスもそのひとつだ。
(サブリガじゃないし、その辺で拾ったものだとしてもw)

時々眺めてニヤニヤ ももぷの前で履いてニヤニヤ (*`ω´*)




俺がもし、そのときの赤魔で
あ♪から、ゆでたまごを渡されたとしたら・・・やはり永久保存だな。
微笑ましいエピソードをありがとう (*`ω´*)b グゥ

あ♪のたまご食べたいなぁ
でもとっておくんだろうなぁ



そしてブログを通じて・・・あ♪ と ももぷが・・・ふふふふふ


履くと言えば――
昨晩、一用事終えたあと
ジィジからアサルトに誘われてアトルガンに急行した。
白門に到着したことを伝えようとしてタイプミス。

俺「履くもん」
じ「ないの?w」
俺「白門到着」
俺「あったかもw」

・・・フノレチンで白門まで行ったワケじゃないぞ! ((((;゜Д゜)))
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