ダブル空振り士

ログインしてフレさん達に一通り挨拶を済ませたところで、
チュピさんから「アビセアで遊ぼう」とのお誘いがあった。
しかも「絡繰士の参戦でもＯＫ」とのこと。

　行きまっすぁー！ ヽ(｀Д´)ノ

　ワッショーイ☆　ヽ('ヮ'*)ゝ




場所は、アビセア・アルテパ。
獲物は、ドール族のサンドスィーパーだった。


先日、ソリさんややすちんのおかげで
【月のジェイド】を取得した俺は
【剛腕のアートマ】と支援効果の全てを受けての出撃。



しかし



こんなにも攻撃が当たらないとは・・・！ (´；ω；｀)

スッカスカ。

しかも稀に攻撃が当たってもダメージ、ゼロ。
たまぁぁぁぁぁぁにクリティカルが発生したときにだけ
３０～５０前後のダメージが入るのみ。


最初こそ、ツクシは白魔タイプで運用していたが
範囲攻撃であるタイフーンやメルトダウンでも来ない限り
それ以外のドール族の攻撃は、チュピさんが軒並み避けてくれる。

なので戦闘を数回こなしたところで早々と、ツクシは黒魔タイプにチェンジ。
しかし、ここに思わぬ落とし穴が潜んでいた。


このとき俺は、ツクシにアタッチメント：スキャナーを組み込んだ。
これを組み込むと例えば
カニ・コリブリ・カブトムシにサイレスしなくなる。

それだけではなく
【魔法耐性を考慮して魔法を使うようになる】とのことである。

例えば、雷エレと戦っている際に、
その時点で習得している精霊魔法中、一番強力なのが
サンダー系だからといってサンダーををぶっ放してしまうのではなく、
次に強力な魔法を使うようになるらしい。

弱体魔法などは、レジられそうだと判断すれば無闇に撃たなくなるそうな。


その黒魔タイプのツクシにディプロイ：攻撃開始を命ずる。

魔法タイプのツクシは
普段であれば（かつ、リキャストが終わっていれば）
ディプロイをコマンドしたと同時に魔法を詠唱する。

しかしこのときのツクシは
ディプロイを命じてもサイレス状態にあるかの如く
一切、魔法の詠唱をせず、通常攻撃の空振りを続けるのみ。
これではマスターとオートマトンで
空振りマシーン１号２号になっただけである。

考えられるのは、アタッチメント：スキャナー唯一つ。
２～３回、ディプロイし直しても一向に魔法を詠唱しないので
一旦、ツクシをディアクティベートで引っ込めて、スキャナーを引っこ抜く。


そうして改めてアクティベートでツクシを登場させ、ディプロイすると・・・


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・！


早速、魔法の詠唱に入るツクシ。



このあと調べてみたところ、とあるサイトでの解説。

「スキャナーを組み込むとフリントカプリコンは魔法を詠唱しなくなる」

なんのための解析アタッチメントやねん・・・ （｀ω´；


スキャナー外したあとのツクシは俺より働き者だった。
俺は相変わらず
他の追従を許さないほどのブッチギリ空振りマシーン。

対してツクシは、ほぼレジられるとはいえ
ウォータＩＩＩやストーンＩＩＩで３５前後のダメージを与えている。
ショボいことには変わりないが、スーパー扇風機の俺よりはマシである。

しかも稀にではあるが
３００に届きそうなダメージを出すこともあるし、
ドレインで１００以上も吸い取ったりもする。


チュピさんは最初から
「なをちんの攻撃は当たらないかもねｗ」と言っていたし
俺の「風を呼べ必殺百烈空振り拳！」を目の当たりにしても
【自分（チュピさん）は型紙集め＋αであり、ナヲスケは経験値稼ぎ】
として、一向に気にしている様子はなかったのが
救いといえば救いだった。


俺がドール族の背後から一心不乱にシャドウボクシングを続ける傍らで
ツクシは魔法の連射によって
わずかずつではあるが魔法スキルを上昇させていく。

あるとき、それまで
ウォータＩＩＩとストーンＩＩＩを交互に撃ってたツクシがエアロＩＩＩを詠唱。

ほぼ空振り＋当たってもダメージはゼロの俺なので
格闘スキルは０．１すら上昇せず。
小さくなってツクシの影に隠れたかったとです；



まぁでも楽しめた一夜でした　(〃￣ー￣〃)
ツクシはエアロＩＩＩを習得したし、俺はレベル７０から７２となった。

これで随分前に購入しておいたワーグバグナウを
装備できるようになったのでした　（｀ω´）=3