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いつにも増して長文ですが
山場とかオチがないのはいつも通り (`ω´;






今から少し前のこと。


限界突破4だったかで
バス・サンド・ウィン・セルビナ・マウラ(順番は忘れた)
テレポやチョコボで移動していた俺は
サンドに向かう途中のロンフォールで
ヒーリングをしていた一人のミスラを見掛けた。




パールは付けていない。
レベルは7ぐらいだった気がする。

倉庫キャラをちょいと成長させているとも考えられるが――
LSに誘ってみようかなと思った。

思ったが、まだ話すらしていない相手を
いきなり誘うのはどうなのかとも思う。

幾ら俺がゲームを始めた頃
誰かに声をかけてもらえるのが嬉しかったとはいえ
今俺が声をかけようかな思った相手も
あの頃の俺と同じとは限らない。

そう考えた俺は
多少後ろ髪引かれるような思いをしつつも
チョコボを走らせた。


すると――

そのすぐ先で羊に追い掛け回されて
走って逃げようとしている人が居た。

体力は残り僅か。

助けなくては

チョコボをその方向に急がせたが
しかし間に合わず
俺がチョコボを降りるとほぼ同時に
その人は羊に倒されてしまった。

せめてレイズを

だがその人は倒れた途端にHPに戻ってしまった。
蘇生も回復もできる赤魔でありながら間に合わなかった。

助けたかったなぁ
もう少しだったのに・・・


そこでさっきのミスラの姿が思い浮かんだ。

もしかしたら誰かに声をかけられるのを待っているかもしれない。
もしそうじゃなかったにせよ
LSに勧誘してみるために一声かけるぐらいであれば問題なかろう。
大袈裟に言えば俺は
目の前の人を助けることができなかった罪滅ぼしのような意味もあって
ミスラに声をかけてみる決意をした。


先程、ミスラを見掛けた場所に戻ってみたが
その姿は見当たらなかった。

しかし名前は覚えている。

サーチしてみるとまだロンフォールには居る様子であった。

テルで、まず日本人であるかを尋ねてみた。



少し待つも応答なし。

返答方法が分からないのか

あるいは返答する気などないのか


・・・まぁこんなもんか(`ω´)=3


そう思い、サンドリアに向かおうとしたその瞬間
メッセージが届いた。

俺が声をかけたミスラさんからであった。


友達になろうよ!


フレンド登録申請であった。





これは・・・アレだ。

かつて俺がブンゴと知り合ったときのことを思い出した。


白魔レベル7の頃
あてもなく一人グスタベルグを走っていた俺は
「パーティしませんか?」
「【パーティ】?」
などの前置き的な声もかけられずに
いきなりパーティに誘われた。

戸惑っていた俺に続けて送られてきたのが
これまた唐突なフレンド登録申請だった。

その状況が面白くなってしまい
相手の素性も知らぬままに俺はフレンド登録を受け入れた。
その相手こそがブンゴであり、それ以来の仲間である。

後からブンゴに聞いた話では
操作がよく分からなかった結果がフレ登録申請だったとのことであり(案の定)
多分、今のミスラさんも同様であろう。

突然の俺の問いかけに反応しようと頑張ったら
どーゆーワケだかフレ登録になってしまったのではあるまいか。

かつての出来事に思い出し笑いしながら
俺はミスラさんからのフレ登録申請を受け入れた。

もう1~2度、挨拶を兼ねたテルを送ってみたが
それっきり反応はなかった。

ふむ

そのとき俺も時間の都合上
なるべく早く限界突破4を済ませておきたかったので
「また機会があったら話しましょう」的なことと
その場を離れることを告げて、先を急ぐことにした。







それから少しばかり時間が経った頃
サンドリアでの用事を済ませた俺は
一度話しかけた上にフレ登録まで済ませた
さっきのミスラさんが気になり、居場所をサーチしてみた。

まだロンフォールに居る。

会話モードの切り替え方などがわからなければ
直接sayで話すのが手っ取り早いか。

そう考え
ロンフォールに出てミスラさんの姿を探す。

ロンフォールを2~3周して漸くミスラさん発見。

周りに聞こえても問題ない会話を心掛けて
Sayモードで話しかけてみた。
すると返答があった。
日本人の方であった。

とりあえず簡単にLSの説明をして、
よかったらLSに遊びに来てみてとパールを渡した。

ミスラさんは誰かを待っていると言う。

ふむ


そのとき――

2人のエルオスさんが俺とミスラさんのそばに駆け寄ってきた。
その2人はミスラさんとほぼ同じレベル。

この2人がミスラさんの待ち人かな?と思ったら違っていた。

単に俺とミスラさんのSayによる会話に興味を持ち
近づいてきたようであった。

二人ともパールを付けていなかった。

じゃあ折角なんで、と
そのエルオスさん×2=ブレさん・ジャビさんの2人にもパールを渡した。


話の流れでミスラさんの待ち人が来るまでの間
ミスラさんとエルオスさんの3人を俺がPLすることになった。

偶然、近場に居たNMに襲い掛かってしまい
倒すのにやたら時間がかかったのも面白かった。


暫くロンフォールで過ごしたあと
じゃあそろそろラテーヌに行ってみようとなったところで
ミスラさんの待ち人が来た。

チョコボに跨ったエルオスさんであった。

そこでミスラさんのPLは終了。

俺はエルオスさん2人――ブレさんとジャビさんとで
ラテーヌ高原に向かい、そこでPLを続けた。



そのあと、ブレさんとジャビさんはLSに滞在したが
ミスラさんは誘った日のあと、LSに来ることはなかった。
それはしょうがない。
ミスラさんはそもそも待ち人が居た。
パールのことも良く知らなかったからこそ
俺の誘いを断りきれずに受け取ってしまったも同然である。

残念だけど
もう会うことはないのかもな・・・

そのときはそうも思った。







そうこうしているうちに
色々積もり積もって
俺自身がLSを離れる日が来た。



そんなある日
あのときのミスラさんからメッセージが届いた。

近況からすれば日々すくすくと歩んでいる様子であった。
嬉しく思う。

ミスラさんは俺らが失って久しい初々しさ満載であり
それは羨ましくさえ思うほどであった。
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